季節の変わり目の「衣替え」で役立つ、心も体も整えるお片付けのコツをご紹介
季節の変わり目になると「次のシーズンは、どんな洋服を着よう?」とウキウキされる方も多いのではないでしょうか。
でも、その前に忘れてはいけないのが衣替えです。
これがスムーズに終わると、よりファッションを楽しむことができますよ。
今回は、衣替えの時に役立つ、心も体も整えるお片付けのコツをご紹介します。
【ライタープロフィール】
ライフオーガナイザー1級、心理カウンセラーの資格を生かし、お片づけに悩んでいる方のサポートをしています。「心もお部屋も、片付けると人生がシンプルになる」がモットー。
衣替えは気温と相談しながら
「衣替え」は基本的には2回、夏服と冬服を変えるタイミングで行うのがおすすめです。
とはいえ、季節の変わり目ははっきりしておらず、グラデーションのように徐々に変化していきます。
特に最近は年々、冬が来るのが遅れている影響もあり、突然肌寒い日が来る可能性もあるので、首を冷やさないようストールなどを10月中頃から準備しておくのがおすすめです。
カーディガンなど羽織ものも活用して冷え対策をしながら、11月からは長袖のみ、などマイルールを作ってみましょう。
年に2回の衣替えは、夏服か冬服のどちらかをシーズンオフとして収納すればよいので手間も省け、メリットも多いです。
では、具体的にどのように衣替えをすればよいのか?そのコツをお伝えします。
衣替えのコツ
衣替えのコツは、洋服を「管理する」という目的を忘れないことです。この場合の「管理」とは、何を持っているのか把握し、手入れをし、いつでも取り出せるようにすること。
まずは、これからシーズンオフとして収納する洋服からはじめていきましょう。
1)持っているものを把握する
とにかく全部出してみましょう。下着もバッグや靴なども、シーズンの終わったものはすべて床に並べます。
現状を把握するのにこの方法はとても効果的なので、ちょっと大変ですが、がんばってやってみましょう。
2)ものを3つに分類する
いる、いらない、とっておく。この3つに機械的に分けていきます。
「いる」は、これは来年も着たいか、を基準にしてみてください。
「いらない」は役目を終えた服です。その他はすべて「とっておく」にします。
「とっておく」は、なんだか中途半端でデメリットを感じるかもしれませんが、このカテゴリーを作ることで、判断がグンと早くなります。
3)手入れをして、収納する
先ほど、「いる」に分けたものはクリーニングなど手入れをして収納。
「いらない」は処分や、リサイクルにまわすなど、ここはすぐに行動しましょう。
「とっておく」は段ボールなどで「とりあえず保管BOX」を作り、高い場所などの目に触れないところに収納し、この中の服を思い出さずに1年経過したら処分する、などを決めておきます。
もっとゆるやかなルールでも大丈夫!自分なりにまずは「決めてみる」ことが長続きするコツです。
ここまで終わったら、次のシーズンの服を出しましょう。着たい洋服も気持ちも以前とは変わっているかもしれません。もし可能なら同じように(1)~(3)の手順を踏むのがおすすめです。
クローゼットをきれいに見せるコツ
スムーズに衣替えを終え「持っている洋服を管理できている」と感じられると自己受容が高まり、心も体もおだやかにスッキリとしてきます。
そうなってくると次は収納の見た目を整えたくなりますよね。
ここからは、クローゼットをすっきりと保ち、きれいに見せるコツをお伝えします。
整ったクローゼットを保つには、3つのポイントがあります。
1)自分にとって使いやすい
2)戻す場所が決まっている
3)収納グッズの色や形を揃える
それでは、それぞれのコツを順番にご紹介していきます。
1)自分にとって使いやすい
どんなに素敵なクローゼットを真似たとしても、自分のライフスタイルに合っていなかったらなかなかその状態を保つことができません。
ハンガーと畳みならどちらが好み?きっちり収納とざっくりならどちらがやりやすい?など、まずは自分のやり方を点検するのが効果的です。
ついつい散らかってしまうなら、その収納方法が自分に合っていない証拠です。やる気や根性論ではなく、システムとして自分に合った方法を探ってみましょう。
ちなみに、私は畳むことが苦手なので、下着や部屋着は引き出しにポイっと入れるだけにしています。洋服はニット以外はすべてハンガーにかけています。思い込みを捨てて、自分にとっての使いやすさを意識して自由に考えてみましょう。
2)戻す場所が決まっている
次は、戻す場所を決めます。ものの住所が決まっていないと、どんどんあふれていく要因となってしまいます。新しい服を購入したときに場所も必ず決めましょう。
紙袋、替えのボタンなども、取っておくならどこにするのか。新しい服はどこに収納するのか。そのときにスペースがない場合は、前にご紹介した「とりあえず保管BOX」にあまり着ていない服を入れ、スペースを作るのがおすすめです。
3)収納グッズの色や形を揃える
ここからようやく、収納グッズの出番です。
自分に合った、戻す場所にふさわしい収納グッズを通信販売や店舗で探してみましょう。
それぞれメリット、デメリットがありますが、通信販売は、種類が豊富なのでぴったりのサイズや数が揃えやすく、店舗では、実際に商品の使い心地を試せるという点が特徴です。色は白と茶色など、1~2色に抑えるといいでしょう。
最初に揃えるのにおすすめなのがハンガー。安いものだと10本300円ぐらいの商品もあります。
ハンガーの色や形が揃うと、一気にすっきり見えます。買い足しやすい定番商品だと、後々増やす際にも便利ですよ。
自分らしいクローゼットで心地よい毎日を
収納する物も多く、混乱しやすい場所でもあるクローゼットですが、ここがすっきりすると日々の管理もシンプルになり、ファッションをより楽しむことができます。
それには衣替えが絶好のチャンスです!ぜひこの機会にお洋服と向き合い、自分らしいクローゼットを作っていってくださいね。
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