0
■カボチャ
カボチャの収穫ピークは7～8月ですが、収穫してすぐよりも数か月間保管してからの方が美味しく栄養価も高くなるため、実は秋から冬にかけてが旬なのだそう。
カボチャには皮膚や粘膜の健康を維持するβ‐カロテンや、ビタミンC、ビタミンEなどが含まれています。
ホクホクとした食感とやさしい甘さが魅力でついたくさん食べたくなりますが、糖質を多く含むため、たくさん食べると肥満の原因に。食べ過ぎには注意してくださいね。
食欲の秋！季節の変わり目に意識したい食事のポイントとは？秋が旬の野菜の栄養素をご紹介！
まだまだ暑い日が続いていますが、もう9月。実りの秋です。
カボチャや栗、柿などさまざまな野菜や果物が旬を迎える季節ですね。
旬の食材は、味が美味しいだけではなく、栄養価も高くなる時期。
今回は、秋に旬を迎える野菜の栄養素についてご紹介しています。
また、季節の変わり目で体調をくずしがちなこの時期に意識したい食事のポイントもまとめました。
秋が旬の食材には、どんな栄養素が含まれている？
■レンコン
9月から12月頃までが旬とされるレンコン。
免疫力を高めるビタミンCや、胃腸を健康に保つとされているペクチン、胃の炎症などを防ぐタンニンといった、さまざまな栄養素が含まれています。
表面に傷や色ムラがないもの、ふっくらと丸みがあるもの、しっかりと重さがあるものが美味しいレンコン選びのポイントです。
■長芋
滋養強壮に優れた食材とされる長芋。晩秋から冬にかけて旬を迎えるとされています。
疲労回復に役立つビタミンB1や、ビタミンC、さらには便秘予防に良い食物繊維などが多く含まれる、栄養価の高い根菜です。
ビタミンB1やビタミンCは、熱に弱く水に溶けやすいため、食べるときはサッと洗って生のまますりおろして食べるのがおすすめです。
■栗
秋の味覚といえば、栗も欠かせませんが、ちょっと調理が面倒という人もいるかもしれませんね。
栗には、糖質をエネルギーに変換するときに必要なビタミンB1のほか、余分な塩分を排出する働きのあるカリウム、赤血球の生産を助ける葉酸なども含まれています。
茹で方も紹介しますのでぜひ、美味しい栗を味わって下さい。
✅栗の茹で方
・栗はよく洗い、たっぷりの水に半日から一日ほど浸しておく。
・鍋に水気を切った栗を入れた後、たっぷりの水と適量の塩を入れて弱火で40～50分茹でる。
・粗熱がとれるまで鍋の中で冷やした後、栗を取り出す。
旬の食材を食卓に並べることは、食べる楽しみにも繋がります。ぜひ毎日の食卓に秋の味覚を取り入れてみてください。
次回は、季節の変わり目に気をつけたい食事のポイントをご紹介します。
なぜ季節の変わり目は体調をくずしてしまうの？
人間には、内臓や血管の働き、体温調節など、体の機能をコントロールしている自律神経があります。
夏から秋にかけては、朝晩の気温の寒暖差が大きく、その気温差に対応しようと自律神経が休む間もなく働き続け、大きなエネルギーを消耗します。すると疲労が蓄積し、肩こりや頭痛、だるさなどさまざまな体の不調の原因となってしまうのだそう。
日々の食事に気を付けることも、そんな不調を回避する方法のひとつ。
どのようなことを意識したら良いのでしょうか。ポイントをまとめました。
✅体を温める野菜や果物を意識して食べる
自律神経のバランスを整えるためには、体を温めることが大切です。
ショウガは体を温める代表的な食材として知られていますが、このほか、地中で育つ根菜も体を温める効果があるのだそう。
秋に旬を迎えるサツマイモやレンコンなどが挙げられます。
✅発酵食品で腸内環境を整える
便をつくる働きのある大腸も、自律神経に関わりがあるとされています。
季節の変わり目で自律神経のバランスが乱れると、腸の働きが低下してしまい便秘の原因に。
腸内環境を整えるためには、体に良い働きをする乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌の量を増やすことがポイントです。
善玉菌はヨーグルトや納豆、キムチ、味噌といった発酵食品に多く含まれています。
✅抵抗力・免疫力を高める食事を
疲れがたまると、体の抵抗力や免疫力も下がり、風邪などの感染症にもかかりやすくなってしまいます。
ここでは、抵抗力や免疫力アップに役立つ栄養素を含んだ食材をご紹介します。
・キノコ類…マツタケやシメジなどのキノコ類には、疲労回復を促すビタミンB群などを含む
・サツマイモ…脳のエネルギー源となる糖質や、食物繊維、ビタミンCなどを含む
いかがでしたでしょうか？
栄養バランスのとれた食事を意識するほかにも、食べ過ぎないこと、よく噛んで食べることを心がけてくださいね。
旬の食材を上手に食卓に取り入れて、元気な体づくりを目指していきましょう。
