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冬の乾燥におすすめの栄養素は?乾燥対策で潤いのある肌へ~後編~
寒さが厳しい季節となりました。空気が乾燥する冬は、肌もとてもデリケートになります。
前編では、乾燥の原因と肌への影響、肌の乾燥を予防する栄養素をご紹介しました。
今回は、肌を乾燥させてしまうNG習慣と栄養を効果的に摂る食習慣についてお伝えしていきます。
【ライタープロフィール】
栄養士の資格を生かし、美容サロンで食生活のアドバイスを行っています。普段の食事からサプリメントの活用方法など、日常生活に取り入れやすい提案が得意です。
肌の乾燥を招くNG習慣
前編でもお伝えしましたが、冬は一年の中でも特に肌が乾燥しやすい季節です。
肌をより乾燥させてしまう習慣を行っていないか、チェックしてみましょう。
・常にエアコンが効いた室内で過ごす
加湿をせずにエアコンを使用すると、室内の湿度が低下し、肌の乾燥を加速させます。エアコンを使用する際は加湿を行い、室内の湿度を保ちましょう。
・紫外線によるダメージ
紫外線は、肌から水分を奪い、肌の奥に浸透して皮膚の細胞を傷つけます。
夏場より紫外線を気にしない方もいると思いますが、冬でも外出するときは、しっかりと紫外線対策を行うことで、肌へのダメージを軽減できます。
・間違ったスキンケア
「洗いすぎ」や「こすりすぎ」には注意が必要です。洗顔やスキンケアをする際に、ゴシゴシと強く刺激を与えると、摩擦で肌を傷つけます。
肌が傷つくことで、バリア機能を低下させる原因になります。
・生活習慣の乱れ
偏った食事、睡眠不足、運動不足やストレス過多もバリア機能を低下させる原因です。
生活習慣をガラリと変えるのは難しいと思いますが、寝る前に5分ストレッチをする、エスカレーターではなく階段を使うなど、できる範囲で取り入れることをおすすめします。
あてはまるNG行動はありましたか?
日々の習慣を意識して、肌の乾燥を防ぎましょう。
潤い肌に導く食習慣
前編でご紹介した、肌の乾燥を防ぐ栄養素を効率よく摂る方法をご紹介します。
・タンパク質の摂取量を意識する
新しい細胞の原料となるタンパク質が不足していると、その他の栄養素の効果を十分に発揮できません。
成人女性の1日のタンパク質の必要量は、約50gです。食べ物に含まれるタンパク質は、鶏の全卵なら1個(50g)あたり6.1g、ささみ肉なら100gあたり24.6g、まぐろの赤身なら100gあたり24.8gです。(※文部科学省 日本食品成分表2020年版(七訂)のデータを参考)
アミノ酸の含有バランスがいい「良質なタンパク質」は、吸収されやすいので積極的に摂りましょう。良質なタンパク質は、主に魚や肉、卵や乳類、豆類に含まれています。豆類に含まれるもの以外は動物性タンパク質です。
・食べやすい調理法にする
スープや味噌汁にすると、野菜のかさが減り、一度に大量の野菜を食べることができます。
また、野菜や果物は皮にもビタミンや食物繊維が豊富なので、皮ごとミキサーでジュースにするのもおすすめです。
・プロテインやサプリメントで補う
忙しくて自炊をする時間がないときは、プロテインやサプリメントで栄養を補うこともおすすめです。
最近では、コンビニやスーパーでもタンパク質を多く含む食品や飲料を豊富に取り扱っているので、お気に入りの商品を見つけておくと、手軽に摂取することができますよ。
ライフスタイルに合わせた習慣を
肌の乾燥は1日で改善するものではなく、日々の対策を習慣にすることが大切です。
自分のライフスタイルに合わせて、無理せず続けられる方法を見つけましょう。