寝る前のストレッチや入浴がスムーズな入眠へのカギ!寝具やパジャマ選びのコツも
うだるような暑さの日々が続いていますね。夜も暑さで寝苦しくて何度も起きてしまうという方もいるのではないでしょうか。
質の良い睡眠は、健康な毎日を送るために欠かせないもの。特に暑さで体力が奪われやすい夏は、しっかり眠って一日の疲れをとりたいですね。
今回は、熱帯夜でもぐっすり眠るためのコツや、寝具選びのポイントをご紹介します。
そもそも、質の良い睡眠とは?
睡眠は、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」の2つに分かれて構成されています。
体は休んではいるものの、脳が活発に動いている状態が「レム睡眠」、脳も体も休んでいる状態を「ノンレム睡眠」と言います。
人が眠っている時、レム睡眠とノンレム睡眠は交互に訪れるといわれています。
まずはノンレム睡眠が深く長く出現し、90~120分経つとレム睡眠へと移行。この周期を4~5回繰り返すと、熟睡感を得られたり、すっきりと目覚めることができるのだそう。
蒸し暑い夏、ぐっすり眠るためのポイント
では、質の良い睡眠へと導くためには、就寝前にどんなことを意識すれば良いのでしょうか?
ポイントを3つまとめました。
シャワーで済ませる場合は、3つの“首”を温める
夏の入浴はシャワーだけという人も、お湯を当てる場所を意識することで眠りの質に影響があるとか。足首や手首、首の後ろなど太い血管が通っている部分にお湯を当てると、深部体温と呼ばれる体の内部の温度が上がります。すると、入眠する頃に深部体温が下がって、寝つきが良くなるのだそう。
寝る前のストレッチを習慣化
寝る前に、軽めのストレッチを行ってみるのも方法の一つ。肩甲骨を意識して腕をぐるりと回したり、足首を揉んでほぐしてみたり。体がリラックス状態になり、眠りにつきやすくなります。習慣化してみてくださいね。
暑くて途中で起きてしまうなら、エアコンのつけっぱなしも
就寝時、エアコンをタイマー設定にしていて、エアコンが切れると暑くて起きてしまう……。そんな場合は一晩中つけっぱなしにしておくことも検討してみては。ただし、部屋を冷やしすぎるのはNG。エアコンの風が直接当たらないようにして、設定温度は27~28℃を目安にしてください。
暑さはまだまだ続きます。疲れを翌日まで持ち越さないためにも、質の良い睡眠を心がけてくださいね。
続いては、夏の寝具選びのコツをご紹介します。
夏の寝具の素材は、通気性などをチェック
ここからは、寝具の選び方のコツについてご紹介します。
心地よい睡眠へと導く、夏に気をつけたい寝具やパジャマの選び方についてまとめましたので、最近なかなか寝付けないという方は、参考にしてみてください。
自分の体に合った枕選びが大切。夏は通気性の良いタイプを
枕を使用したとき、マットレスと首の後ろに生じるすき間の深さには個人差があります。そのため、自分の体に合った枕を選ぶようにしましょう。
また、夏は通気性の良いビーズやそば殻入りの枕がおすすめです。ほかにも、冷却用のジェル枕をタオルなどで包んで使用すると、ひんやり気持ち良く眠りにつきやすくなります。
マットレスや敷布団も、通気性や放湿性の高いものを
寝ている間、人は汗を大量にかいています。マットレスや敷布団は通気性や放湿性の高いものを使用してください。
また、マットレスや敷布団は、硬すぎてもやわらかすぎてもNG。眠りづらいだけでなく、腰痛の原因になったり、血流が妨げられてしまう可能性があります。
夏のシーツはこまめな洗濯を心がけて
夏は特に寝汗をかきやすいため、シーツはこまめに洗濯しましょう。汗や皮脂がついたまま長期間使用し続けると、カビやダニ、ニオイの原因になってしまいます。夏におすすめの素材は麻です。麻は生地にハリがあり、硬めの肌触りが爽やかで夏にぴったり。通気性や吸水性、速乾性にも優れています。
さらりとした生地のパジャマを選ぶ
夏のパジャマは、選びのポイントは、汗をかいても肌に生地が張り付きにくい、さらりとしたタイプのものを。表面に凹凸があるサッカー生地やリップル生地などだと◎です。
寝不足が続いてしまうと、夏バテや体調不良の原因になりかねません。
自分に合った枕やマットレスを選んだり、夏用の寝具を上手に取り入れて、快適な睡眠環境を整えてくださいね。
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