老眼など気になる「目の老化」…対策をしてイキイキとした毎日を!
いつまでも元気で若々しくありたいもの。お肌や体力も気になりますが、目の老化を感じる方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、「目の老化」。目の不調や病気は加齢によって現れ、視界がスッキリしない状態では、なんだかやる気もでませんよね。
この機会に日々の生活習慣を見直し、目の老化対策を始めてみましょう。
目のトラブル、感じていませんか?
「最近、目がショボショボする」「遠くを見て急に近くを見るとぼやける」「以前より目が乾きやすくなった」「暗いところで目が見にくい」…こういった症状はありませんか?
加齢が進むと目のピント調節機能が衰え、いわゆる「老眼」という症状がでてきます。
個人差はあるものの、40歳を過ぎた頃から自覚されるようになり、同時に目の疲れや目が乾くといった症状が起こってきます。
加齢で起こる目のトラブル
加齢による影響を受けやすいのが、レンズの役割をもつ「水晶体」やフィルムの役割を持つ「網膜」。
これら目の部位が老化することで、水晶体が濁ってしまう白内障(はくないしょう)や視野が欠けてしまう緑内障(りょくないしょう)、物がゆがんで見える加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)といった目の病気の原因となるといわれています。
また、涙の量も加齢によって減少し、ドライアイなどの症状の原因となります。
目の疲れや乾きの予防法
作業環境の見直し
細かい作業やパソコン、スマートフォンの操作を長時間続けていませんか?
どうしても必要な場合は作業環境を見直してみてください。机やパソコンのモニター画面に直射日光や照明が反射しないようにし、照明は白熱灯より蛍光灯がおすすめです。
また、作業台がご自身の体型と合っているかも重要なポイント。肩こりや腰痛が目の疲れの原因になることもあります。
休息とホットパック
作業に集中するとまばたきの回数や涙の分泌が減ってしまいます。30分に一度は休息することを心がけましょう。
特に目の疲れや乾きを感じたら蒸しタオルでまぶたをホットパックしてみて。
まぶたには、「マイボーム腺」という油の袋のようなものがあり、目の表面に油を分泌させて涙の蒸発を防いでいます。ホットパックをするとマイボーム腺の出口のつまりがとれ、涙に油分が含まれていることで、目の乾きに予防に役立つそう。
また、血行が促進され、目の疲れにも効果的だと言われています。38度ほどで、じっくり温めるのがおすすめです。
目のアンチエイジングを意識した生活を
目は、脳の働きに大きな影響を与えています。
ただ「見る」ということだけではなく、老眼や目の病気で物が見えにくくなると、生活の質が下がるばかりか、脳の働きの低下につながることも。
スッキリ見える良好な状態をキープすることは、イキイキと活動的な生活を送ることにつながります。
アンチエイジングケアとして、できるだけ抗酸化作用のある食品をとり、適度な運動や睡眠、ストレスをためない生活を心掛けましょう。
目にとって良いライフスタイル
✅十分な睡眠をとり、適度な運動でストレスをためない
睡眠不足やストレスは血流が悪くなる原因に。血流が悪くなると、視力にも影響があると言われています。
✅アンチエイジングを意識した食事
カラフルな色の果物や野菜を積極的にとりましょう。視力低下の予防に効果があるとされるアントシアニンを豊富に含むベリー類がおすすめです。
「目のビタミン」とも称されるビタミンAは、レバーやほうれん草、ウナギに多く含まれ、 目の粘膜を健康に状態に保ったり、夜間視力を維持したりする働きがあります。
過度の飲酒や酸化した揚げ物などの摂取は、体内の酸化を促進させてしまうのでご注意を。
✅紫外線ケア
活性酸素の原因となる紫外線。活性酸素は、体を構成するたんぱく質や脂質を酸化させてしまいます。
目は紫外線を一年中浴びています。サングラスや帽子など、目の紫外線対策も忘れずに。
健康診断や人間ドックで視力検査や眼圧検査を受ける方は多いですが、それだけでは発見できない場合もあります。
とくに気を付けたいのが緑内障や加齢黄斑変性。自覚症状がなく、一度発症すると治療をしても視機能が戻ることはないといわれているので、眼科での早期発見・早期治療が大切です。
1年に一度は、眼科で総合的な検査を受け目の健康を維持し、毎日を元気に過ごしたいですね。